君のとなり。

「・・・え、何って・・、っ!!」


真奈美の質問に、ボッと顔が赤くなる。


「いやぁ~、何かやらしい~♥
 何したのォ、明・日・香ちゃん♪」


じりじりと迫る真奈美を
がんばって避ける明日香。


「い、言えないっ!恥ずかしい!!」


赤い顔をそむけ、真奈美の
次の攻撃をよけた。・・・・が。



・・・・・あれ、こない・・??



そろっと真奈美を見ると、
納得したような顔をしていた。


「・・・ふむ、そっか。
 なら聞かないよ」



そう言ってパンをむぐむぐする真奈美を
明日香は意外そうに見つめた。


「・・質問攻めすると思ってた。
 なんか意外~」


すると、真奈美は微笑んだ。


「何でも言わなきゃ親友じゃない、
 なんて、くだらないし、親友にだって
 踏み込まれたくない所・・・。

 ・・・・・あるでしょ??」



「・・・真奈美・・」



私は真奈美に抱きついた。


「ありがとー・・!!」


すると、真奈美は子供をあやすように
私の頭をなでてくれた。


「よーしよし。
 私はね、適度な距離で、なが~っく
 明日香と付き合ってたいのよん☆」



真奈美がなんだか天使に見えるよ・・






・・しかし、そんな天使サマは。



「あ、放課後がんばってねェ♥」



悪魔のように笑い、


無情な現実を目の前に叩きつけた・・。
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