君のとなり。

「何でゴメンなの・・?」



明日香が聞くと、祐人はうつむいて、
唇を少しとがらせた。


・・・あ、反省してる時の顔。





「だって、オレがサボるのに
 明日香まきこんじゃって、それで・・」



ぼそぼそと、小さな声で言う祐人。




・・・・・何だか、今日の祐人は。



  かわいすぎる気がする・・っ!





何だその目は!!子犬かっっ!!!




祐人がかわいくて、私は彼の
頭をなでた。




「いーよ、別に。
 ついってたのは私だしさ!



 ・・・それに、


 整理中も一緒にいれるじゃん・・」






「・・・・・えっ」





祐人はビックリした顔で私を見たけど、



「・・・・・・」



言い慣れない言葉に照れた私は、
顔を見れずにいた。
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