社長と恋
ガチャっと音を立ててペチャンコ頭の秋元さんが出てきた。
「山崎…?
どうかしたのか?」
不思議そうな顔であたしを中に入れてくれた。
『昨日、爆睡しちゃったみたいですみませんでした…。
わざわざ運んでもらって…。』
思い出したように、あぁ~と笑ってあたしをソファーに座らせて台所で砂糖いっぱいのコーヒーを入れてくれた。
『ありがとう』
コーヒーを受け取ると、目の前に座った秋元さんを見た。
「お前起こしても起きねぇの。
あれは本当笑った。
でもまぁ俺も疲れさせたから悪かったよ」