社長と恋



『そんな……。』


「…つーかさ。
お前おかゆ作れる?
あとリンゴ。」


『え?
それくらいなら、まぁ一応……』


「悪い。
作って。
朝起きたらだるくてさ…熱あるみてぇなんだよ。
飯作るのもだるいからさ。」


熱!?


『嘘!!
ちょっと寝てなきゃダメだよ!
ほら、ベッド行って!』


無理矢理秋元さんを立たせてグイグイとベッドまで押した。


秋元さんを寝かせると、あたしは偉そうに秋元さんに言った。


『あたしが作ってくるまで寝てて!
いい!?』


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