社長と恋
「ふ…だよな。」
『ウサギにして欲しい?』
ニヤッと笑って秋元さんを見ると、秋元さんは眉間に皺を寄せて言った。
「アホか!
俺がそんなもん食ってたら気持ちわりぃだろーが!」
『はいは~い!
…そういえば秋元さんって、口癖あるよね。』
リンゴをはい、と渡すと、空っぽになったお粥のお皿をあたしに渡して薬を飲んだ。
「あ゛~カプセルでもやっぱ薬は嫌だな。
…ん?口癖?」
リンゴをムシャムシャ食べながら怪訝そうな顔であたしを見た。