社長と恋



次の日緊張しながら仕事に行くと、彼はいなかった。


ホッとして、飲み物をもらいに行くと、そこに社長がいた。


『…………………おはようございます』


顔を下に向けて避けるように挨拶をすると、社長はあたしを見た。


「挨拶する時は目を見て挨拶しろ。」


うっ。


ちらっと顔を見ると鋭い目であたしを見ていた。


『あの。
どうして社長ともあろう人が社員と一緒に働いてるんですか?』


怪訝そうな顔をして、あたしの斜め前の椅子に座った。


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