社長と恋



『…何言ってんの。
寝ボケてんの?』


「…ん~ちょっとねみぃな……」


『寝ていいよ。
起きるまでここにいるから。』


「悪いな…………」


ちょっと所かだいぶ眠かったんだろう。
すぐに寝息を立てた。


改めて秋元さんの顔を見ると、いつもは軽くセットしてある髪もサラサラと枕の上で広がって、綺麗という表現も男らしいという表現も少し違った、キリッとした冷たい印象の顔。
いつもは鋭い目があって怖い印象も受ける顔も眠った顔は意外に可愛いかった。


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