社長と恋



『本当感じ悪かった!
なのに今じゃリンゴまで剥いてあげる仲になるなんて』


「お前も相当訳分かんねぇ女だったよ。」


懐かしい話しをしていて、秋元さんを見てふと思った。


『…待って。
何してんの?』


「あ?
仕事に決まってんだろーが。」


バカかとでも言いたげな目であたしを見た。


『ちょっと!
まだ熱あるのに!!』


「今日中にやんなきゃいけねぇ事があんの!
一応社長なんだから。
朝より楽になったから大丈夫だ。」


『また熱上がったらどうするの?』


「パソコンいじるくらい大丈夫だっつーの。」


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