社長と恋

平凡を望む俺。




俺の名前は秋元真琴。
去年会社の社長だった親父が他界。
まだ若いながら、ちょうど大学を出ていた俺が跡継ぎとなった。


母親もエステ業界の社長で、めったに会わない。
皆名前だけの社長なのにペコペコして、女も肩書きに釣られて寄ってきた。


確かに昔から器用で頭の回転が早くてなんでも出来る人間だったが、社長なんかになりたくはなかった。


適当に優秀な奴を社長にすればいいだろ、と主張も虚しく秋元の名を守るため、無理矢理社長にさせられた。


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