社長と恋
5.

素直になれなくて。




あたしは今友達のらきと昼休憩に近くのカフェでお茶をしている。


今日もらきは綺麗で、今度化粧を教えてもらおうかな…なんて密かに考えていた。


「ねぇ、そういえば心って社長とどうなの?」


らきのいきなりの言葉にびっくりして飲んでいたコーヒーを口から少し溢した。


「げっ!
きたなっ!」


綺麗な顔を思いきり歪めておしぼりをあたしに渡した。


『ごめん…だってらきが変な事言うからじゃん…』


「何動揺してんの。
別にいいじゃん。
ぶっちゃけトークしてよ~」


< 140 / 371 >

この作品をシェア

pagetop