社長と恋
5.
素直になれなくて。
あたしは今友達のらきと昼休憩に近くのカフェでお茶をしている。
今日もらきは綺麗で、今度化粧を教えてもらおうかな…なんて密かに考えていた。
「ねぇ、そういえば心って社長とどうなの?」
らきのいきなりの言葉にびっくりして飲んでいたコーヒーを口から少し溢した。
「げっ!
きたなっ!」
綺麗な顔を思いきり歪めておしぼりをあたしに渡した。
『ごめん…だってらきが変な事言うからじゃん…』
「何動揺してんの。
別にいいじゃん。
ぶっちゃけトークしてよ~」