社長と恋



あたしの顔を覗き込んで秋元さんが聞いてきた。


『え?うん。』


「ふぅん…」


少し嬉しそうに笑った秋元さんを見て気付いた。


あ、秋元さんさっきからあたしを喜ばせようとしてくれてるんだ……


そう思うと愛しさで胸がいっぱいになった。


『秋元さん…
イルカ見たいな。』


秋元さんはふ‥と笑って、行くぞ。と歩き出した。


イルカショーは楽しくて、秋元さんも一人で、すげーな!とか、頭いいんだなぁーとか、ずっと喋っていた。


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