社長と恋
……………………っ
目を見開いて秋元さんを見た。
『あたし…誕生日プレゼントなんていらないって言ったじゃんっ……』
涙がポロポロと零れ落ちる。
「だからってあげねぇわけないだろーが。」
『何それ~ぇ…予想外だったよ…』
秋元さんはスッと立ち上がってあたしの横に座った。
「黙って付けてみろよ。」
鼻水をすすりながらブレスレットを手首に付けると、クロスがキラッと光った。
『…綺麗…』
「だろ?
…………嬉しいか?」