社長と恋
俺は立ち上がって山崎の座っているソファーの下にしゃがんで山崎を見上げた。
「泣きそうな顔してる癖に……。
俺はお前のそんな顔が見たくて告白したんじゃねぇんだよ。
…確かにさ、永遠とか運命とか信じてやしねぇし分かんねぇよ?
だけど俺は明日もお前が好きだ。」
山崎はポロっと涙を流した。
山崎の小さな手をギュッと掴んで涙で濡れた目を真っ直ぐ見つめて言葉を続けた。
「明日の朝から夜も、明後日も明明後日でも…。
俺はお前が好きだと思う。
お前も明日も明後日も俺だけを見てるように俺がしてやる。
俺らはそうやって永遠を作って行こうぜ。」