社長と恋
山崎は顔をクシャクシャにして泣いた。
『……何それ~っ!
そんな言い方ずるい…っ
明日も明後日もなんて、何で分かんのぉっ』
まだそんな事を言う山崎の頬をつねった。
「お前は自分で惚れた男を信用出来ねぇのか?
俺を信じろ!」
真っ直ぐ俺は山崎にそう強く言うと、山崎はまたポロっと涙を溢して、俺に抱き着いてきた。
ギュッと抱きしめると、山崎は赤ん坊のように頬を俺に擦り付けるようにして、小さく言った。
『……信じるよ…』