社長と恋
目が合うと、山崎はふわっと優しく笑って、ありがとう…と言った。
その顔にドキッとしてしまって、どうしようもない感情に襲われた。
普段あんまり思いっきり笑わない奴が笑うとこんなにもドキッとしてしまうもんなのか?
俺は下を向いて無理矢理仕事に取りかかった。
何時間たっただろう。
しばらくして俺は仕事を終わらせた。
山崎を見ると、山崎も先に終わっていたのか、ウトウトしていた。
『…山崎。
帰るぞ。』
山崎は眠そうに顔を上げ、小さく頷いた。