社長と恋
山崎を家まで送った。
「今日は仕事付き合わせただけで悪かったな…。
明日はどっか飯食いに行こうな。」
車から降りると、山崎に優しく言った。
すると、山崎は笑って首を振った。
『気にしないで。
あたし今まで通りで十分楽しいから。
付き合う前より秋元さんが優しいのも分かるし、あたしは大丈夫。』
そう言う山崎をギュッと抱きしめた。
「お前はわがままとか絶対言わないってわかってるから逆に心配だ…。
溜め込んでたり、我慢したり…。
お前のわがままだったら俺はちゃんと聞いてやるから。
忘れんなよ?」