社長と恋



今日もいつものように仕事に向かう。


バスから降りて、ビルまで歩いていると、後ろから肩を叩かれた。


「おはよ!」


『‥あ、らきー。
おはよ』


いかにもOLって感じで長い髪をクルクル巻いて綺麗な格好に上品なメイクをしているこの女は、あたしの同期の友達で南那奈。


あたしはななって名前を聞いて、ラッキーセブンから、らきと呼ぶようになった。


「ね、今日帰り何か食べてかない?」


『いいよ~。』


あたしとらきが並ぶと、皆に正反対の二人だと言われる。


< 2 / 371 >

この作品をシェア

pagetop