社長と恋

こんな風に秋元さんとご飯を食べるのが最近当たり前になってきて、味の好みとかが分かるようになってきた。


『この煮物、秋元さんが好きそうな辛さにしてみたんだけど、どうかな？』


秋元さんは煮物を箸で摘まんで口に入れた。


「うまい。
お前味付け上手いよな。
…なんか山崎、いい嫁になりそう。
他の女とやっぱちょっと違うし。
楽しみだな。」


そのままずっと食べ続けた秋元さんを見て、胸がキュン‥と鳴った。


楽しみ…って？
なんか、あたし達さっきから夫婦みたいな会話だし、夫婦になる事を考えてるのかなってゆう言葉が出てきて凄く嬉しい。