社長と恋



『ちょっと‥離れてよ‥。』


ドクン…ドクン…と鳴る胸が苦しくて、可愛くない態度を取る。
すると、首に温かい感触を感じた。


…………………!!


ビクっとして、離れるのを待っていると、しばらくしてから秋元さんは離れた。


首を押さえて振り返ると、ニヤリと笑って自分の首を指指す秋元さんがいた。


『……付けたの?』


「あぁ。
家帰って見てみろよ。
仕事はちゃんと隠して来るんだぞ。」


『もう!』


あたしが膨れると、秋元さんは楽しそうに笑った。


「くっ、明日楽しみにしてっから。」


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