社長と恋
「…じゃあなんだよ。」
自分でも分かる程の不機嫌な声で俺は優華に聞いた。
それに対して優華は綺麗な顔を歪ませて俺を見た。
「そんな事あたしに聞いちゃう?
最低だなー!
ってか自分で考えなよ~!
真琴アホー?」
糞…本当腹立つな、こいつ。
「真琴がお前だけだって事証明すればいいだけじゃあん!
こんな事あたしの口から言わせるなんて、もー真琴ひどすぎ!」
さっきまで切な気なひどいだったのが、今は怒っているのか楽しんでんのか分かんねぇような言い方だ。