社長と恋
あっという間に土曜日になり、あたしは秋元さんが迎えに来てくれた後、ずっと服装やらメイクやら大丈夫かな?と秋元さんにしつこく聞いた。
もちろん秋元さんは最初は大丈夫大丈夫、と答えてくれていたが、あまりにしつこく聞くあたしを無視をした。
だって、嫌な印象受けたり、嫌われちゃったらどうしようって怖いんだよ…。
秋元さんのお母さんだから。
心の中でしょんぼりしながらそんな事を考えていた。
だいぶ暗くなった外はお店の光がやけに目立つ。
秋元さんが着いた、と言って車を止めたレストランは沢山並ぶ光の中でも一番目立つものだった。