社長と恋



「…ふ…、そうだな。
じゃあ、こうしよう。
お前は俺に仕事中以外はタメ口を使う事。
俺達一応タメだからな。」


すると、山崎は驚いた顔をした。


『え‥?
社長、23なんですか?』


「そうだ。
あ、それとお前社長って言うの止めろ。
名前で呼べ。」


『名前って…知らないですもん。』


「秋元真琴。
ほら、今からタメ口禁止な」


『秋元‥‥さん?』


ためらいがちに言った。


「ん。
お前は俺に気を使う事はない。
俺はただの同僚の同じ年の男だ。」


< 25 / 371 >

この作品をシェア

pagetop