社長と恋



いつも照れたりするのに、ふと真面目な顔をする時はギャップにやられてドキッとする。
真剣な顔で好きだよ、なんて言われると柄にもなく泣きそうになったりする。


心もこんな恋をしているんだろうか…。


ある日、晴の部屋でまったりとしていたら、突然ポケットから指輪を出した。


驚いていると、大好きな優しい笑顔で“結婚してください。”と言われた。


思わず涙が溢れて、初めて嬉し泣きをした。
当たり前に返事はOKで、晴はやっぱり恥ずかしそうにあたしの頭を撫でてくれた。


< 271 / 371 >

この作品をシェア

pagetop