社長と恋



『あ、そういえば前ご飯食べてる時女の人が秋元さん雰囲気とか優しくなったって言ってたよ。』


秋元さんは車を動かしながらこっちをチラリと見た。


「ふぅん。
自分じゃ分かんねぇな。」


『あ、でも今日目付き悪いとか面食いそうとか言われてた!』


あたしが笑いながらそう言うと、秋元さんも笑い出した。


「面食いって!
俺の女お前だしな~面食いとは無縁の言葉だよな~!」


『地味な事くらい分かってますー!』


「でもいい女だから安心しろ。」


ドキッとして顔から笑顔が消える。


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