社長と恋
何…これ。
あたしは画面を見たまま固まっていると、隣の女の子が山崎さん…とあたしのパソコンを見た。
「これ……皆に送られてるみたいですね。」
そう言われ皆を見ると、やっぱりキョロキョロと動揺した様子だった。
咄嗟に秋元さんを見ると、秋元さんも画面を見たまま眉間にシワを寄せ何か考えているらしかったが、チラリとこちらを見たため目が合った。
あたしは不安そうに秋元さんを見つめた。
秋元さんは立ち上がって皆に言った。
「今送られてきたメールだが、消して仕事を続けてくれ。
俺はちょっとどういう事か確認する。」