社長と恋
え、何――――…
「もし良ければ俺とお付き合いしてくれませんか?」
……………………。
ここで言う?
『…ごめん―……』
「待って!!
もう少し考えてからでいいんで!
すみません、今しか話すチャンスないと思ったんで。」
慌ててあたしの口を手で塞いで、必死にそう言った。
…チン♪
エレベーターが開いたと同時に彼は慌てて離れた。
開いた扉には秋元さんが立っていた。
「…じゃ、考えてくださいね!」
彼は慌ててエレベーターから出て行った。