社長と恋
か…かしゅ?
「真琴君、久しぶり。
そうなんだぁ~。
あたし今歌手やってて結構テレビに出てるんだよ。」
さくらが俺達の席まで歩いてきた。
『今日朝車の中で流れてた失恋ソング歌ってる人だよ!』
俺は山崎の言葉を聞いて、パッとさくらを見た。
さくらはにっこり笑って頷いた。
「真琴君テレビとか観ないもんね。
残念だな~。」
不思議そうに俺とさくらを見る山崎に俺は言った。
「山崎、さくらは俺の高校の時の同級生だ。」