社長と恋



『…え!?』


驚いて声が大きくなった山崎にさくらは笑って頷いた。


「ここの皆はほとんどあたしの事知ってるの。
溜まり場みたいなものかな。
だからたまに歌ったりするんだ。」


『凄い!
あたしファンなんです!』


「ありがとう。
じゃ、一曲歌っちゃおうかな。」


さくらがそう言うと皆が歓声をあげた。


何故かカラオケボックスがあり、マイクを取ってさくらが歌い出した。
山崎は隣で嬉しそうにしているし、どんな顔をしていればいいかわからなかった。


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