社長と恋



「『え」』


山崎と声が被った。


「まだマスコミには発表してないんだけど、同じ歌手のテツと。」


『おめでとうございます!』


「ありがとう。」


さくらが結婚‥‥
そうか。


「‥おめでとう。」


さくらは嬉しそうにありがとう!と笑った。


さくらや店員に別れを告げて俺は山崎と家に戻った。


コーヒーを入れて山崎に渡すと、俺は隣に座った。


「山崎、俺の昔の話しをしよう。」


山崎は突然の俺の言葉に何故か緊張した顔で頷いた。


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