社長と恋



昼休み、らきと一緒に食堂に行くと、エレベーターの男が笑顔で山崎さん!と嬉しそうにあたし達の席の隣りに座ってきた。


「やっぱりいた!
山崎さんいつもこの席に座ってますよね。
ご一緒しても良いですか?」


爽やかな笑顔であたしとらきに話しかけてくる。


『あ~…どうぞ』


本当は嫌だけど。
つーか、あたしの愛席知ってるってストーカーか。


「あれ?
東君じゃん。」


らきが驚いた顔で男を見た。


「あ、こんにちは」


にっこりし合う二人を見て、あたしはらきに知り合い?と尋ねた。


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