社長と恋



秋元さんって、意外と甘えん坊なんだ…


クスクス、と笑っていると、山崎…と言われた。
振り返ると、真剣な顔をした秋元さんがいた。


「…お前との将来のために俺は柄にもない社長になる事を決めたんだ。
お前を幸せにしたいと思ったから。
こうやって一緒にいると、離したくなくなる。
俺はわがままだからな…思うようにいかねぇと嫌なんだよ。
出来ればずっと一緒にいてぇなって、自分だけのもんにしてぇって思った。」


『何…いきなり?』


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