社長と恋



『なんとかするかぁ。
秋元さんがそんなにあたしと結婚したいって言うなら仕方ないな!』


いしし、と笑ってクルリと再びじゃがいもを手に取る山崎。


「…お前なぁ……。
結構言うようになったな。
俺に向かって、んな事言うなんてまだはえーんだよ。」


グイッと身体を引き寄せて触れるだけのキスをした。


『…いい加減、その上から目線直さないと部下に嫌われちゃうよ?』


と山崎は笑った。


「だから社長には向いてねぇんだよ。」


もう一度山崎とキスを交わし、幸せを感じ合った。


< 334 / 371 >

この作品をシェア

pagetop