社長と恋



ある日、らきが家に来てくれた。


「おめでとう~心!
ちびは?」


『ありがとう。
ここで寝てるよ。』


らきはニコニコしながら写真で沢山撮っていた。


「名前決めた?」


『うん。
“心吾”ってゆうの。
秋元さんが“心”を付けるってきかなくて、勝手に心吾って呼んでたから。』


「相変わらず我が道を行くねぇ~。
そっかー心吾かー‥。
しんちゃん、ママ借りるね。」


『…え?』


らきを見ると、にっこり笑ってあたしの手を握って家を出た。
外にはらきの旦那さんがいて、赤ちゃんは任せて。と言った。


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