社長と恋



『そ…そんな!
らきはあたし達を買いかぶり過ぎです!
あたしなんて本当ダメダメで、彼がいなかったらあたしはただの地味な女なんです…。』


「そういう彼を上げる事を言えるのはなかなか出来ないよ。
皆大抵、旦那や彼氏をあいつはダメだ、とか言ってしまうから。」


思わずらきのパパを見つめると、小さく頷いた。


「幸せになりなさい。」


お父さんなんてあたしはどんなものかよく知らないから、居たらこんな感じなのかな…と思った。


照れくさくて、だけど嬉しくて安心する。


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