社長と恋
ちらっとあたしを見て、黙った。
『無理、してるんじゃない?』
「…無理しなきゃやってけねぇだろ。」
…確かに。
でも何かあたしに出来る事があるはず。
こんな生活いつか倒れる…
『分かった!
あたしが明日から秋元さんの夕飯作ってくる!』
バッと顔を上げて、あたしを見た。
「はぁ?」
『そうすれば、帰ってきてご飯食べて仕事するだけでだいぶ楽でしょ?』
「なんでそんな事してくれんだよ?」
怪訝そうな顔であたしをジッと見つめる。