社長と恋
『ちっ、面倒くせぇな。
俺の苦手な奴が沢山いるじゃねぇかよ‥‥』
「今回は前回より参加者が多いみたいで‥」
紙を机に置くと、ソファーに座った。
『はぁ……その間の仕事は頼んだぞ。』
「はい。」
にっこり笑って何やらまた書類を書き始めた。
いっそのことこいつが社長になればいいのに‥とぼんやり思った。
『じゃあ、帰るわ。』
「あ、お疲れ様でした」
『お疲れ』
エレベーターを待ちながら、ふと山崎を思い出した。