社長と恋
ちゃんと帰れたのか電話をしてみた。
4コールくらいで出たかと思うと、珍しく焦った声で出た。
異変を感じて、胸がざわついた。
「…どうした?」
〈秋元さん………助けて。〉
「どうした!?」
〈…帰る時、廊下に東さんがいて…バス停まで一緒だったんですけど、あたし告白されたから断ったら………無理矢理キス…されて…怖くて…逃げて今公園から怖くて出れないの…っ〉
「どこの公園だ?」
〈…会社の近くの××公園…〉
「待ってろ!
今行くから!」