社長と恋
らきは受付。
地味なあたしはそんなのになれるわけがなく、普通の事務。
「おはようございます。」
後輩達に挨拶をされながら自分の席に座ると、仕事が沢山たまっていた。
“〇〇さんの机に何時にコーヒー。”
こんなメモを見て、たちまち面倒くさい病。
コーヒーくらい自分で入れればいいじゃんか。
時計を見て、コーヒーを入れに行くと、男とぶつかった。
「…ってぇな。」
でかい体で見下ろされて一瞬謝りそうになったが、今のはこいつがぶつかってきたのだ。