社長と恋
次の日、山崎を迎えに行った。
部屋から出てくるやいなや、驚いた顔で俺を見た。
『なんでいるの?』
「あぁ、ちょっとお前と行く所があるからな。」
『え?』
「いいから行くぞ」
山崎のカバンをヒョイ、と持つと、スタスタと車に向かった。
俺は昨日決めた事があった。
今日、きちんと東を山崎に謝らせると。
会社に着くと、東を呼び出した。
最初は俺の顔を見て社長‥?と首をかしげていたが、山崎の顔を見ると、驚いた顔をして、山崎はあからさまに嫌そうな顔をした。
「東…お前、昨日山崎に謝らなきゃいけねぇ事したよな?」