社長と恋
「………山崎。」
『はい?』
「明日俺と…………
パーティーに来い。」
キョトン、と秋元さんを見上げたままあたしは固まった。
……パーティー?
『…え?』
「俺は明日パーティーに行く。
そこで退屈しのぎにお前を連れて行く。
分かったな。」
『ちょっ、明日はせっかくの休み………』
「これは社長命令だ!
…分かったな?」
あたしのオデコを人差し指でトン、と叩いた。
『……こんな時だけ社長命令なんてずるいっ!!』
あたしの言葉を聞かずにニヤッと笑って立ち去った。