社長と恋
黒ぶちメガネをして鋭い目をしたなかなかハンサムな男。
こんな人いたっけ?
男は不機嫌な顔であたしの前から立ち去った。
パソコンをカタカタと素早く叩く姿が似合っていた。
『…ねぇ、あんな人いた?』
近くにいた人に彼を見て聞いた。
「あ~、今日からこちらに手伝いで来てるらしいです。
かっこいいですよね…」
そう言って頷きながらうっとりしてる。
『ふぅん』
「あ、ちなみに彼はうちの………」
「山崎さ~ん」
話しの途中だったけど、呼ばれたので、じゃ、ありがとう!と言って中断した。