社長と恋



『えっ?
まだお昼だよ!?』


「パーティーの前にちょっと用があんだよ。」


そう言うと、スタスタと部屋から出て行ってしまった。


慌てて後を追うと、ちゃんと外で待っててくれた。


「お前ドレスなんだからコケるんじゃねぇぞ。」


車のドアも開けてくれて、やっぱりこういう礼儀正しいのには慣れてるんだな、と思った。


途中で美容師さんと別れて、車の中で二人きりになった。


なんとなくいつも仕事帰りに送ってってもらってるのとは違う感じ…。


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