社長と恋
「…なぁ。」
秋元さんの方を見ると、前を向いたまま真顔で
「お前は今日周りには名前言うくらいでいいから。
腹立つ事を言ってくるやつもいるけど気にするな。
一応上の人だからな。」
と言った。
『…ふぅん。
分かった。』
パーティー会場に着くと、大きな廊下を歩いた。
いくつもの部屋があって、広い天井があって、お城?と思ったくらいだ。
秋元さんは一つの部屋をノックした。
中から、はい。と低い男の人の声が聞こえた。