社長と恋



「葛城さんこそ、会社もどんどん大きくなってますし、素晴らしい仕事ぶりじゃないですか。」


「ははは!
優秀な部下がいるからな!
真琴君も秋元さんの代わりにとはいえ若いのに偉いな。
秋元さんもきっと喜んでるよ。
…ところで君の後ろにいる女性はどなたかな?」


おじ様はにっこりあたしを見て首をかしげた。


秋元さんは体をずらし、あたしを前に促した。
ちらっと秋元さんを見ると、軽く頷いておじ様を見た。


「…ご紹介が遅れました。
彼女は私の会社の社員です。
今日は特別に招待しました。」


< 77 / 371 >

この作品をシェア

pagetop