社長と恋



『初めてまして!
山崎心です…!』


緊張しながら思いっきり頭を下げると、肩を優しく叩かれ、頭を上げて…と言われた。


恐る恐る頭を上げると、優しく笑ったおじ様がいた。


「かしこまらなくていいよ。
こんな所では緊張するかもしれないけど、私は真琴君の知り合いに意地悪な事はしないから。
安心してていいよ。
今日のパーティー楽しみましょう。」


『はい………』


わ、なんてこの人素敵な雰囲気を持つ人なんだろう…
優しくて安心してなんだか悲しくないのに泣きたくなる。


< 78 / 371 >

この作品をシェア

pagetop