社長と恋



らきがあたしのとこに来て、メガネ君を見た瞬間、固まった。


「………しゃ、社長……」


『えっ、社長!?
どこどこ~?』


「ばか!!
あんたが今喋ってたこの人が社長!」


………………………
え?


『え?
だって今日朝一緒に働いてたよ?』


「そこまで知らないけど…社長だよ!
すみません、社長…」


社長らしいこの男は、あたしを相変わらず睨んでいた。


一気にアルコールが抜けて、冷や汗が……


『…すみません。
失礼…しました。』


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