カップラーメンと君と俺
昼休みになり、机の上に突っ伏した俺に、佐助が珍しくジュースをおごってくれた。

「元気出せよ~飯くおーぜー」

「んだな~まぁ、とりあえず、うちのクラスじゃないということで。」

「範囲広がったなぁ…」

「それ言うなよ。凹むから…」

俺はがっくりして、とりあえず自分のロッカーへ向かった。

今日は何食おうーーそんなことを考えながら廊下を見ると、うちのクラスの女子(確か)中村と話をしている、隣のクラスの醤油女がいた。

一瞬、目が合ったような気がしたが、醤油女は中村を連れて、行ってしまった。

そんな俺が手に取ったカップラーメンは、醤油味じゃなくて、味噌味。

スーパーの女が薦めてくれた新商品だった。













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