カップラーメンと君と俺
☆たまご焼き
うなずいてしまった。
確かに俺はうなずいた。
弁当を作るというスーパーの女の発言にうなずいた。
それは、スーパーの女が俺に弁当を作ってくれるということ。
それは、どこの誰だかわからないスーパーの女が、俺に弁当を作ってくれるということ。
それは、いつどこでどうやって渡されるかも不明ということ。
「しんじらんねぇ……」
自分で考えても、常識はずれなことをしたと思う。だから、佐助がそうつぶやいたのも、納得がいった。
「俺も、なんだかわかんねぇよ。なんか、そういうことになった。」
「それって、食っても平気なのか?毒とか入ってない?」
「……そんなこと考えもしなかったけど……そんな女には見えなかったんだよなぁ。」
「冗談だよ!信じらんねぇのはお前のこと!弁当まで作ってもらおうって女の、名前も調べてこなかった、お前のこと!」
「そ…れは…だって、声が出なかったんだよ!金縛りかってな勢いで、声が出なかったの!なんだろな…不気味すぎ…」
俺がそう言うと、佐助は「お前は哀れなやつだよ」なんてつぶやいた。
哀れってなんだよ!意味わかんねぇよ!
佐助は、俺の肩を抱いて、
「それで利一は、弁当作ってもらうことに関してどうなのよ。」
「え?どうって、悪いなぁ…みたいな?いいのかなぁ?とか?」
「ってことはさぁ、嫌じゃないってこと?」
確かに俺はうなずいた。
弁当を作るというスーパーの女の発言にうなずいた。
それは、スーパーの女が俺に弁当を作ってくれるということ。
それは、どこの誰だかわからないスーパーの女が、俺に弁当を作ってくれるということ。
それは、いつどこでどうやって渡されるかも不明ということ。
「しんじらんねぇ……」
自分で考えても、常識はずれなことをしたと思う。だから、佐助がそうつぶやいたのも、納得がいった。
「俺も、なんだかわかんねぇよ。なんか、そういうことになった。」
「それって、食っても平気なのか?毒とか入ってない?」
「……そんなこと考えもしなかったけど……そんな女には見えなかったんだよなぁ。」
「冗談だよ!信じらんねぇのはお前のこと!弁当まで作ってもらおうって女の、名前も調べてこなかった、お前のこと!」
「そ…れは…だって、声が出なかったんだよ!金縛りかってな勢いで、声が出なかったの!なんだろな…不気味すぎ…」
俺がそう言うと、佐助は「お前は哀れなやつだよ」なんてつぶやいた。
哀れってなんだよ!意味わかんねぇよ!
佐助は、俺の肩を抱いて、
「それで利一は、弁当作ってもらうことに関してどうなのよ。」
「え?どうって、悪いなぁ…みたいな?いいのかなぁ?とか?」
「ってことはさぁ、嫌じゃないってこと?」