カップラーメンと君と俺
サッカーと友達が大事。脳みそ筋肉って言われたくなくて、スポーツ推薦だけど、勉強も頑張ってる。

そんだけやってたら、他の事に目なんか行かない。もともと器用じゃないし。

そんなこと考えていたら、佐助が笑って言った。

「ま、興味ない事への記憶力…ゼロだもんな、お前」
「うるせー」

俺は佐助をちょっと睨みつけ、空になったカップめんの容器を捨てに行った。

そして、何気なく廊下を見た。あいつ…醤油顔のあいつは、やっぱりいなかった。

でもそれで思い出した。
毎日醤油味を食っていたから、ロッカーに醤油味のストックがなくなっていることを。
よし、明日買いに行こう。明日は特売日だしな!
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