ゆるゆる恋愛事情
何か今日調子狂うなぁ〜
ピザをお茶で流し込んで、気を取り直して口を開いた。
「勇気くんはそんなんでよく彼女出来てたよね」
「失礼ちゃいますかー?」
「だって、頼りがいないしゆるいし適当だし…あ、歳上彼女だったり?」
「あいにく、同い年やで」
「ほ〜!ね、元カノ話聞かせてよ」
「ぶっ、キミ無神経やなぁ」
そんなこと言いつつも勇気くんは嫌な顔ひとつしない。
ってことは、ノリ気だ…
「まぁ大学で可愛い彼女が出来てん、でもフラれたんよ。半年前に、理由も分からず…」
「ずいぶん最近じゃん!ってか勇気くんまた無神経なことしたんじゃないのー!」
「無神経はキミも一緒や」
そら、どーも。
しかし可愛い彼女か…
なんかしてやられた気分…
ってことはさっきのアレはその彼女と…
何だろう、もやもやする…
「清水さん?」
「はい?!」
「なん、急にぼけーっとして!大丈夫?」
「ご、ごめん!全然大丈夫!」